2025.01.15

 日記を書くのに、何事か準備が必要になっている。畏まる、気持ちを落ち着ける、頭を整理する、気持ちを整理する、無心になる、心を落ち着ける、雑念を払う、・・・・色々とあるけど、そいいう言葉とは違うのであろうと思うけれど、そう言葉にして書くと、そのどれかに当てはめて次に向かおうとする自分がいる。区切り。月だけが、ぼうっと空に浮かんでいる。あたりは雲だらけ、道は湿っており、昨夜雨が降ったこにだろうと思う。天気予報のとおりだ。道が濡れているとマルは地面に鼻を当ていつもよりまして匂い探しを行う。そして、あまり立ち止まることなく、ずっと匂いを探している。どうしてだろうか。わたしはお陰で、途中、一定の速度で歩くことができる。ゆったりとした一定の速度で。とても気持ちが良い。膝の調子も、嘘のように調子が良い。そうやって、静かな濡れた街を歩いた。

 労災病院への通院。電車で行こうとしたら、朝のテレビに仙台と岩沼の間が運行を停止となっているとテロップが出る。すぐに車で行くことにした。電車でのんびり行こうとしたのに、慌ててエンジンを起動させ、ハンドルを握ったためか、どうも落ち着かない。体は動くが、心の準備ができていないのだろう。午前11時過ぎに診療と薬の受け取りを終え、台原のスタバにゆく。スタバで約45分くらいのんびりと本を読んだり、昼食を食べたりする。それから帰路につく。

 午後、工房の整理。ひさしびりにソファーに置いた9ポの活字すだれを棚に戻す。工房が広くなった印象がする。仙台演劇研究会通信 ACT vol.510 2025年1月号が届く、今年は隔月で詩を掲載するので5部送られてくる。

 夕、マルと散歩。やるせなさが戻ってくる。それでもじっと我慢をして歩く。不意に襲ってくる記憶というやつに逆らうことをしてみても、土台無理なことだとわかっている。


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