2025.01.24

 雲と空とが半々の朝。三日月が綺麗に見える。竹林さんが双紙のために作っていただいた木版画のような月、いやその月に見えてしまう。顔も形も目も鼻も同じ。歩いていると次第に雲が晴れてくる。さそり座も月の真下に見える。さらりとした朝の夜空に、平坦な思いが重なる。終わり頃、東の空は明るくなり始め、あと少しで朝焼けになる気配。

 工房で9ポ活字の解版作業。ただひたすらすだれに戻す。思ったよりも早く午前の早い時間に終える。所用で車で外出する。戻ってきて、双紙の散文の文選作業。良い文章は、活字を拾っているととても勇気が得られる。

 午後、ひたすら活字を拾う。性根尽きたところで休む。結構、注文し忘れた活字が多い。

 夕、マルと散歩。いつもは家人がいるのだが、今日は丸と二人きりの散歩。そうなるとマルは行きたいところ自由に行き始める。久しぶりに駅の東口を回って、中島公園、山崎公園を経る道を歩く。大体3キロだと思うが、それをい1時間で歩き切る。スタスタと短い足を早回しにして歩く姿は、まだまだ元気だ。


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