2025.01.11

 星が綺麗な日。あまりにもたくさんの星が見えるので、どれがどこだか知っている星が星の中に紛れてしまっている。東に向かう。視界が開けたところで、さそり座がさらに輝いている、視界を東から北の方に向けると、ベガが輝き、その下に白鳥座が見える。おおきいなあぁ。寒い朝だ。昨日の日中の太陽の熱で、道路に流れ出した雪解け水は消えているが、それでも、夜の湿気で薄く凍ったのだろうか、つるつるとした感触が足に伝わる。膝はだいぶ良くなっているが、無理に力を入れると痛みが走る。とにかく、綺麗な朝。

 初詣、ここ数年恒例となっている塩竈神社に家族4人で向かう。運転は家の人に任せる。塩釜は雪が多い。雪道の走行となり、助手席に座ったわたしが、わあわあとわめいている。

 最初、塩釜の水産物仲卸市場に向かう。初めての場所。新鮮な魚を買い求める。次に塩釜神社でお祈りをする。最後に、すし哲に行き昼食。

 昼食後、一人で電車に乗って仙台に向かう。駅の階段を上り下りしている間に左の膝が痛み始める。雪道を喫茶frameに向かう。途中、buttonに寄る。店主と話をする。辻征夫の尾形亀之助のことを書いた文章のが入っている新書の本を見せていただく。伊藤俊治『いかにして ともに生き、 ともに学ぶか』(「記憶の学校」実行委員会、2014)を買う。この冊子は、大きな紙を八つ折りして、天地とノドを切らずに綴じた本。いろいろと店主と話をする。その後、スマホの位置情報を確認しながら、喫茶frameへ。コーヒーをいただく。

 その前に、鈴木由美子さんのコレックションを元にした「針と糸の祈り 〜アジア少数民族のて仕事〜」の展示を見る、たくさん写真を撮った。それを元に模様を使って凸版ができないかと思う。ほんださんと雑話。それから歩いてevenに向かう。映画『カマグロガ』を観る。カタルーニャ語を聞きたくて鑑賞の申し込みしたのだが、ほとんど聞き取れず。周りが近代化された中で農業を行うのは大変だなと思って見ていたが、辛そうな労働も、「どうしてやるの」という問いに、「美しいから」と答える娘にある種の感動を覚える、人の手で生活を営むことは、繰り返すことと同じかもしれない。繰り返す中で、少しずつ変わってゆく。帰路、駅中の蕎麦屋でざるそばを食す。


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