アトリエの家族達

詩誌『回生』
中村正秋 & 小熊昭広  
・・・・・詩誌『回生』の起死回生的詩的行為
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 「無意味な意味の尾形亀之助読書会」は、今後開催する予定はありません。これまでの開催内容はこちらをご覧下さい。




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アトリエの家族達

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 濃紺をバックに、シャレた服を着たマリオネットの人形が6体。作者がイタリアの町シチリアを旅した時に出会った人たちを、マリオネットに託してかいたこの作品は、黄色のレモンがアクセントになっている。他に、「遠い空にレモンが咲いた」「太陽になった風船」などの力作もあり、いずれも風刺とファンタジーに富んだ絵だ。
 「現実の人間や生き物をかくのではなく、昔、自分が出会った人々や考えていたことなどを、世俗を離れて夢の世界で再現しているのです」

              ((不詳)新聞の展覧会紹介記事より)


 現在、福島でギャラリー伏拝を運営されている妹の久子さんのこの絵の説明は、鈴木家の家族を描いたものということでした。一番下のマリオネットは、家族を支えた父、その中に三人姉妹(智さんは鼠です)と末の弟さん。そして、一番上がのんきなお母さんとのことでした。